10 月27 日に伊豆大島の潮音寺様におきまして慰霊法要を、東京浄青会員11名にてお勤めしてまいりました。
近年各地で天災が発生しておりますが、大島では平成25 年10 月に台風26 号による土石流被害によって36 名の方がお亡くなりになり、今も仮設住居での生活を余儀なくされている方もいらっしゃいます。
潮音寺様とは平成25 年9月に教団見学会で参拝させていただいたのがご縁となり、今回で4 度目の訪問になりました。
当日は、多くの被災者家族の皆様もお参りされ、厳かな雰囲気の中での法要となりました。私たちがお経をお唱えする姿に、感動をされ涙を流されていたご遺族もいらしたと潮音寺副御住職から感謝のお言葉を頂戴いたしました。
法要後には被災地に設けられた献花台にてご回向させていただきました。献花台からは、まだ土石流の跡が生々しく残る山肌を目の当たりにし、この被害を決して忘れてはならないと改めて感じました。
法要のなかで、導師を勤めました渡辺会長より、ご供養についての法話をさせていただきました。私達僧侶にできることは、お念仏の功徳により阿弥陀様に救っていただけることをご遺族の方達にお伝えし、一緒にお念仏をさせていただくこと、これに尽きると実感いたします。そして、それが自然と心のケアになっていくのだと思いました。
ご協力ありがとうございました。
事務局 中野
大島慰霊ブログ用