8月29日(火)、名古屋マリオットアソシアホテルにて第13回全国浄土宗青年会全国大会が開催されました。東京浄青からは30名の会員が参加しました。
講義①は花園大学教授の佐々木閑先生より、「現代社会の中の仏教~現代における僧侶のあり方~」と題して、釈尊の教えについて丁寧にご教授いただき、利己的な考えをする我を小さくしていくことが現代にも求められる努力の本質であるとまとめていただきました。
講義②は京都文教大学学長の平岡聡先生より、「安心とは?~釈尊と法然上人に学ぶ~」と題して、釈尊の説く絶対的安心(涅槃)と浄土宗の安心の違いをわかりやすくまとめていただいた上で、浄土宗檀信徒に限らず一般へ向けた普遍的な布教が今後の浄土宗の課題であるとご教示いただきました。
講義③はお坊さんに人生相談できるサイト「hasunoha」代表の堀下剛司先生と共同代表の井上広法先生より、「一般人が僧侶に求めていること」と題して、hasunoha設立の背景から僧侶への具体的な相談内容の変遷についてお話しいただき、現代社会の求める僧侶像をご提示いただきました。
どの先生のご講義も私達僧侶が現代社会に向き合っていく上での道しるべとなるお話しで、非常に有意義な大会でした。
参加された皆様お疲れさまでした。また、本大会を企画・運営いただいた東海ブロック浄青の皆様、ありがとうございました。
広報 安孫子
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