1月29日(金)16時より第二回研修会を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止のためZoomを使用したオンライン研修の形をとり、今回は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の弓山達也先生より「コロナ禍後を見据えた仏教界の展望」というテーマでご講義を賜りました。

 先生には大正年間に大流行したスペイン風邪のケースを始め、災害に見舞われた時の宗教行事の状況や人々の対応を、当時の新聞記事などを提示されながら、一つ一つとても具体的にご説明頂きました。現在の苦しい状況は決して初めてのことではないと改めて実感しつつ、置かれた立場で出来ることを行ってきた先人たちに勇気を頂きました。そして「自分には何ができるだろう」と強く考えさせられました。講義の後には先生のご提案により、ブレイクアウトセッション(参加者を3名ずつ程に分けてグループミーティング)も行い、参加者が自分の思いを口にし、オンライン研修の可能性が広がる有意義な時間となりました。

 会員のご参加は33名、またOB・他教区の諸大徳12名にもご参加頂きありがとうございました。この研修会にて、今年度の東京浄青の行事は最後となります。ご協力賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。寂しい一年になったと思っていましたが、今回の講義を励みにしてより良い浄青活動になるように努めてまいります。

合掌