5月26日(水)、14時よりZoomを利用したオンライン説明会が行われ、青年会員含め15名が参加いたしました。例年であれば日本国際ボランティアセンター(以下、JVC)・日本ユニセフ協会の各事務所に赴き直接ご説明を頂きますが、緊急事態宣言下のため昨年と同様、今回もオンライン開催となりました。
現在、檀信徒皆さまからの御浄財『いのちの募金』は、JVC・日本ユニセフ協会の各事業に寄付をさせていただいております。

JVCからはカンボジア農村部における地域資源を活かした生業改善プロジェクトの中で、村民自身が自立型農業を通し安心して暮らすために必要なサポートとその成果についてご報告をいただきました。井戸・ため池の設置、適切な生産計画や現金収入に繋げるための販売方法の指導など、多岐にわたるサポートによって村民の皆さんがお金の面でも心の面でも豊かになりつつある様子が分かりました。
東京浄青第8期から33年間にわたり支援を続けてきたJVCカンボジア事業(難民支援・職業訓練プログラム・持続可能な農業支援)は、現地における一定の役割を果たしたとして本年3月に終了し、新たな支援先はJVCラオス事業となります。これにつきましては先月発行をいたしました「東京浄青かわら版・号外」にて紹介をさせていただいておりますので、是非そちらもご覧ください。
日本ユニセフ協会からは、ブータンで実施している衛生的な生活を送るための支援事業についてご報告をいただきました。私たちが住んでいるこの世界では多くの子ども達が5才の誕生日を迎えることができません。安全な水にアクセスすることが困難なためです。複雑な課題に取り組む中で、いかにして子ども達の命と尊厳を保ちながら自立に結び付けて行くかについて、参加者が共に考える貴重な時間となりました。

JVC・日本ユニセフ協会の担当者様におかれましては、オンライン開催のご快諾並びに資料等のご準備をいただき、誠に有難うございました。

合掌