930()16時より第一回研修会を行いました。ご講師に浄土宗静岡教区岳陽組法源寺副住職の髙瀨顕功先生をお招きし「アフターコロナの葬送儀礼-リモート法要の意義を考える」というテーマでご講義を賜りました。この度も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、Zoomを使用したオンラインでの研修会としました。当日はオンライン上に会員28名、OB・他教区の諸大徳9名にご参加いただきました。

 ご講義では、昨今の新型コロナ感染状況を踏まえ、大正大学地域構想研究所BSR推進センターの「寺院における新型コロナウイルスによる影響とその対応に関する調査」による、コロナ禍における寺院の現状をお示しいただきました。これによると多くの寺院は、葬送儀礼が小規模化簡素化していると感じており、またこの簡素化による故人を取り巻く方々へのグリーフケアの影響が懸念される。こうした中、故人をめぐる歓談をオンラインで行うというグリーフケアのサービスも登場しいてきている。と現在の状況を整理していただきました。

 その後、参加者を小グループに分けて「リモート法要をしたことがあるか。そのメリット、デメリットはなにか。」を話し合い、変化の渦中にいる私たちが抱えている問題や不安などを共有することができました。葬送儀礼の意義を改めて考える良い機会になりました。

 ご講義を賜りました髙瀨先生には、ご多忙の中お時間をいただき厚く御礼申し上げます。また、ご参加くださりご協力を賜りました皆様に感謝申し上げます。変化の激しい世の中におきましても励み、より良い浄青活動になるように努めてまいります。

合掌