1月30日㈭18時より大本山増上寺・慈雲閣にて東京浄青第2回研修会を実施いたしました。
今回は全日本仏教会顧問弁護士の長谷川正浩先生をお呼びして、「宗教法人法について ー今後の宗教活動の在り方を考えるー」の講題でご講義をお願いし、当日は30名の会員が参加いたしました。
内容は多岐に渡り、「社会の変化」として、檀家制度の崩壊、寺院離れや葬式・墓離れの問題、また「宗教活動における注意点」では寺院が檀信徒の情報をどのように扱わなければいけないのかなど、示唆に富んだ事例をお話しくださいました。
後半は近年の問題となっている「墓じまい」のことについての内容で、その手順や必要経費のこと、さらに墓埋法に関しては、現在の法律は土葬が主軸であった頃に定められた法であり、近年の火葬による焼骨の埋葬には適しておらず、このことが墓地を作ることの足枷となっていることなど、法律の専門家ならではの観点からご教示くださいました。
東京浄青は本年も様々な活動をしてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。