3月6日(火)16時より大本山増上寺会館椿の間にて、東京浄青第三回研修会を行いました。
今回は大正大学名誉教授・宇高良哲先生を講師にお招きし、「江戸・徳川家と増上寺〜近代浄土宗史研究の視点から〜」と題してご講義賜りました。
江戸の小さな一寺院であった増上寺が徳川家の菩提寺になった由縁、当時の浄土宗で繰り広げられた安心論争と徳川家の影響、開基と開山・寺号と院号・白旗派と名越派の違いと意味などなど、家康が江戸に入ってきた当時の浄土宗と徳川家に纏わる様々な論点についてお話しいただきました。長年の研究で培われた膨大な知識に基づく先生のご講義にすっかり引き込まれ、2時間があっという間でした。
質疑応答では活発な意見交換が行われ、その後の懇親会でも引き続き先生から関東諸寺院に関する貴重なお話を聞かせていただき、大変勉強になりました。
宇高先生、誠にありがとうございました。
そしてご参加いただいた皆様お疲れさまでした。4月の増上寺御忌団参案内にて、今回の研修会で学習したことを活かしていただければ何よりです。
また、本研修会をもちまして今年度予定しておりました当会行事を全て終了させていただきました。関係各位に心より御礼申し上げます。
来年度も東京浄青をどうぞよろしくお願いします。
広報 安孫子