当会結成50年を迎えるにあたり、『いのちの募金』として日本国際ボランティアセンター(JVC)を通じて長年にわたり支援を続けてきた村の一つ、カンボジア・シェムリアップ州コンポンクダイへ、11月13日〜18日の4泊6日の日程で、「50周年記念研修旅行」として行ってまいりました。会員、OB、寺族、他教区寺院の計18名が参加、うち7名は2泊4日の短縮日程での参加でした。
コンポンクダイでは、まずシリモンコル寺院を参拝しました。多くの村人に出迎えていただき、本堂内にて上座部仏教と浄土宗、双方の勤行を実施し、僧侶や村の方々と交流しました。
その後、JVC担当者のご案内のもと、農業支援として掘削された溜池や、その水をもとに育てられている菜園・ハーブ園を見学し、支援が村人の生活改善に役立っている様子を垣間見ることができました。さらに、JVCが教員や住民とともに環境教育プログラムを実施していたオーサマキー小学校を訪問しました。JVCの環境教育支援で始められたゴミの分別が今も続けられている様子を見学、実際に小学生と一緒にゴミ拾いも行いました。また、当会から学校に対してサッカーボールと大縄を贈呈し、小学生とバレーボールやサッカー、大縄飛びを行い、一緒に汗を流しました。子供たちの元気さと無邪気に楽しむ笑顔に、参加者一同嬉しさが込み上げてきました。
その他、シェムリアップでは、アンコールワット、アンコールトム、タ・プロームなどの遺跡群、東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖、首都プノンペンでは、王宮、銀寺、ポルポト派による処刑場・キリングフィールド、政治犯収容所・トゥールスレン博物館などを訪問しました。
雨季から乾季への境目の時期でしたが天候に恵まれ、カンボジア支援事業の現場と、カンボジアの歴史と自然に思う存分触れた有意義な研修旅行となりました。
ご参加いただいた方々、JVC様、旅行社ピース・イン・ツアー様、現地ガイド・ポゥキー様、誠にありがとうございました。